GUIDE · 外注・発注準備
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建築パースを外注する前に整理したい7項目

設計提案、コンペ、施主との合意形成、販売促進。建築パースには、用途によって求められる精度も表現も変わります。
外注先を探す前に、すべての仕様を決め切る必要はありません。ただし、目的と判断の基準をいくつか共有できると、見積もりの精度が上がり、制作中の手戻りも減らせます。
ここでは、建築パース・建築CGを外注するときに整理しておきたい7項目を、実際の制作工程に沿って紹介します。
この記事の要点
・外注費はカット単価だけでなく、モデリング、修正、利用範囲まで同じ条件で比較する
・最初に用途、希望カット数、納期、現在ある資料を共有すれば、図面が未確定でも相談できる
・アングルは仕上げ前に決め、軽微な調整と設計変更を分けて扱うと手戻りを減らせる
・Enbloom Studio の標準的な静止画は、1カット税込100,000円から、軽微な修正2回、納期約2週間が目安
まず「何のための一枚か」を決める
同じ建物でも、設計検討用と最終プレゼンテーション用では制作の重点が異なります。
・設計初期:複数案を早く比較し、方向性を決める
・施主提案:設計意図と空間体験を誤解なく伝える
・コンペ:短時間で印象に残るキービジュアルをつくる
・許認可・近隣説明:建物の位置、スケール、周辺環境を正確に示す
・販売・広報:ブランドとターゲットに合わせて完成後の体験を描く
用途が明確になると、必要なカット数、解像度、人物表現、演出の強さ、納品形式まで判断しやすくなります。
必要資料は「現時点のもの」でよい
一般的には、平面図、立面図、断面図、仕上表、家具・照明の情報、参考画像があると制作を始めやすくなります。SketchUp、Rhinoceros、Revit などの3Dデータがあれば、形状確認の時間を短縮できる場合もあります。
一方、設計初期には資料が揃っていないことも珍しくありません。その場合は、確定事項と未確定事項を分け、未確定部分をどこまで制作側が提案するかを先に決めます。
資料の量よりも、「変えてはいけない部分」と「提案してよい部分」が分かることが重要です。
カメラアングルは早い段階で確認する
アングルは、完成画像の印象だけでなく、必要なモデリング範囲と制作工数にも影響します。
制作初期に低解像度のプレビューを確認し、視点の高さ、画角、見せたい要素、人物の流れを決めておくと、その後の素材・照明調整に集中できます。
逆に、仕上げ後の大幅なアングル変更は、構図だけでなくモデル、植栽、照明、人物の再配置につながるため、追加工数が発生しやすい変更です。
費用は「一枚の価格」だけで比較しない
建築パースの費用は、建物規模、モデルの有無、図面の確定度、表現内容、納期、修正範囲、利用目的によって変わります。
Enbloom Studio では、標準条件の建築レンダリングを1カット税込100,000円からご案内しています。4K静止画1カット、軽微な修正2回、通常の提案・広報利用を基本範囲とし、広告利用、大幅な設計変更、短納期対応などは内容に応じて個別に見積もります。
低価格・短納期を強みにするサービスもあれば、設計意図の読み取り、素材と光の精度、提案の説得力まで含めて仕上げるサービスもあります。単価だけでは同じ条件を比較しているとは限りません。
価格を比較するときは、次の点が含まれているか確認すると判断しやすくなります。
・モデリングの範囲
・初期アングル提案の有無
・含まれる修正回数と修正の定義
・納品解像度とファイル形式
・商用・広告利用の条件
・短納期や追加カットの扱い
最終的な一枚がどの判断に使われるのか、そのためにどこまでの精度が必要かを先に決めると、過剰な制作も品質不足も避けやすくなります。
納期は「確認日」も含めて組み立てる
制作期間だけを見積もっても、社内確認や施主確認に必要な日数が抜けると、終盤に負担が集中します。
標準的な静止画制作では、資料確認、アングル決定、モデル・素材調整、中間確認、最終仕上げという工程があります。Enbloom Studio の標準納期目安は約2週間ですが、資料の状態、カット数、確認回数によって前後します。
締切から逆算するときは、少なくとも「アングル確認」と「仕上げ前確認」の時間を確保しておくと安全です。
修正は内容ごとに分ける
修正には、色味や人物配置などの軽微な調整と、設計変更やアングル変更のような制作範囲に関わる変更があります。
依頼時に、どこまでが基本料金に含まれ、どの変更から追加費用になるかを確認しておくと、双方が判断しやすくなります。
また、フィードバックを一度にまとめ、優先順位と理由を添えると、意図が伝わりやすく、修正回数も抑えられます。
作品の上手さだけでなく「進め方」を見る
外注先を選ぶときは、ポートフォリオの好みだけでなく、次の点も確認します。
・返信と見積もりが明確か
・図面と設計意図を読み取れるか
・途中経過を確認できるか
・不明点を放置せず提案できるか
・納品形式、利用範囲、守秘義務を説明できるか
建築ビジュアライゼーションは、完成画像をつくるだけの作業ではありません。設計の判断を助け、施主との共通理解をつくる工程です。制作会社とのやり取りまで含めて選ぶことで、プロジェクト全体を進めやすくなります。
依頼前に共有できるとよい情報
最初のお問い合わせでは、次の5点だけでも十分です。
プロジェクトの用途と種類
希望カット数
使用目的
希望納期
現在用意できる図面・3Dデータ
未確定の部分は「未定」と書いて問題ありません。情報を確認したうえで、必要な制作範囲と進め方をご提案します。
よくある質問
図面が確定していなくても依頼できますか?
はい。設計初期の比較検討から対応できます。確定部分と未確定部分を整理し、必要に応じて素材、照明、家具、雰囲気の方向性を複数案で検討します。
1カットだけでも依頼できますか?
はい。提案の中心になるキービジュアル1カットから対応しています。複数カットの場合は、共通モデルや素材を活用できるため、全体の制作範囲を確認して見積もります。
急ぎの案件にも対応できますか?
スケジュールと資料の状態によります。締切、必要カット数、確定済みの情報を共有いただければ、実現可能な範囲を早めにご案内します。
Enbloom Studio は東京を拠点に、建築パース、建築CG、建築アニメーション、AIコンセプトデザインを制作しています。
・制作事例:https://enbloom-studio.com/works
・料金と進め方:https://enbloom-studio.com/studio
・相談・見積もり:https://enbloom-studio.com/contact
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